オーストラリア生活情報
ホームステイ事情と注意点
ホームステイの特徴は実際に現地の家庭に滞在することで その国の生活様式や文化や習慣などを学べます。一緒に生活をするにあたり、家庭でのコミュニケーションは必須の為、リスニング・スピーキング力が伸 びるので、留学生には人気の滞在方法です。
ホー ムステイの良い点は、慣れない土地での新生活で困ったことがあった時に相談にのってくれる家族がすぐそばにいることです。そして、ホームステイの滞在中はファミリーが食事を提供してくれるため、食材の買い物や調味料を整える心配がいりません。
家具やインターネットも含まれているので、不慣れな土地でもスーツケース一つで、到着したその日から生活がスタートできます。
そのためオーストラリアの最初の滞在先として利用する方が多いです。ホームステイ費用は基本的に郊外の一人部屋で、1週間の食事(平日2食、週末3食)がついて週$260から$300くらいです。価格は都市や各家庭ににより多少変動します。
ホームステイの手配の仕方
すべて思い通りのホームステイ先を見つけることは難しいですが、自分にあったファミリーを見つけるには、事前に希望や条件などを伝えることが大切です。しかし、条件や判断基準が多いと、手配に時間がかかりますので、どうしてもとういう条件を絞ったほうが見つけやすくなります。
・持病の有無
持病がある方は、日本の担当医に英文の診断書を書いてもらうと、万が一のケースに現地の病院に提出できるので、診察がスムーズにできます。
・食べ物の好き嫌い(アレルギーの有無)
食事はホストファミリーが提供してくれます。事前に食べれないものやアレルギーがあるものを知らせておく必要があります。
・喫煙
オーストラリアでは喫煙者はあまり見かけませんが、喫煙者の受け入れ可能な家庭はありますが、屋外での喫煙という条件付きが多いです。隠れタバコはトラブルの原因になる事もあるので、正直に伝え指定の場所での喫煙を心掛けましょう。
・小さい子供の有無
ホストファミリーには何人か子供がいる家庭もいます。小さい子供や乳幼児が苦手な人は希望を出しておくことをお勧めします。
小学生以上の子供がいる家庭では簡単な会話もできるので、英会話の練習や家族とのコミュニケーションには適しています。
・ペットの有無
郊外の一軒家やタウンハウスでは猫や犬などのペットを飼っている家庭が多いです。動物アレルギーがある方は、事前に情報を伝えておきましょう。
家庭によって、家族構成・環境・食事・家庭でのルールが異なるため、同じホストファミリーはありません。
ホームステイをビジネスとして留学生の受け入れをしている家庭もあるので、自分に合わない家庭にあたってしまう可能性もあります。
もし問題があるときは、ホームステイを手配した業者、または直接ファミリーに相談しましょう。
ファミリーとうまくやっていくコツは、その家のルールに従い、ファミリーの一員になったつもりで過ごすことです。
あまり遠慮をせず、フレンドリーに接してくれるファミリーとうちとけることができたら、お互いにとてもいい関係が築けて、ホームステイ期間中は楽しく過ごせます。
ホームステイの注意点
ホームステイ期間中はできるだけ、ファミリーと過ごすようにしましょう。一緒にいた時間が長くなればなるほど、絆も深まります。そして、なにかできることはないか話しかけたり、進んで手伝いをするようにすると、よりファミリーの一員に近づくことができます。
・食事を一緒に食べる。
朝食はほとんどがセルフサービスとなっている家庭が多いですが、ディナーなどはなるべく一緒にテーブルをかこみ食事をし、会話を楽しみましょう。
・家庭のルールに従う。
海外生活ということに加えて、それぞれの家庭でのルールも違います。ビックリしたり、慣れない習慣だったりするかもしれませんが、そのファミリーと一緒にいる間は、日本文化との違いを楽しむつもりで、家庭で決められたルールに従うようにした方が、ファミリーとの関係がうまくいきます。
・帰宅が遅くなる場合や、外食をする場合、必ずファミリーに連絡する。
帰宅が遅くなると、なにかトラブルに巻き込まれたのかとファミリーは心配するので、連絡をしておきましょう。夕食も毎日ファミリーが用意してくれています。必要ない時は、事前に連絡をしておくと夕食が無駄になりません。
・挨拶をする。
英語力に関係なく、最低限の挨拶は世界共通のマナーです。挨拶、自己紹介、感謝の気持ちを伝えることは、簡単な英語で表現できますので、スムーズに使えるように事前に準備しておきましょう。
ホームステイでの基本的な注意点などをお話ししましたが、うまくやっていくコツは決して難しいことではありません。
基本的なマナーを守れば、多くの家庭はフレンドリーなので大きな心配はいりません。
トラブルや相談したいことがある場合は、ファミリーに話をしてください。
直接ファミリーに話ができない場合は、手配をしてくれた業者に相談し、
なるべく一人で抱え込まないようにして、楽しく充実した留学生活や海外生活にしましょう。