オーストラリアで保育士として働く
オーストラリアでは日本同様、働く女性の増加に伴い、でチャイルドケアワーカー(保育士)の需要が高まっています。
既に保育士として働いた経験がある場合、まったくない場合でも、オーストラリアでは私立カレッジもしくはTAFE(公立専門学校)でCertificate
III in Children's Serviceを修了することで、現地のケアセンターで働くことができます。
通常Certificate III では、スーパーバイザーと呼ばれる上司の下で働くことになりますが、Diploma取得者は ルームリーダーとして、さらに高いポジションで働くことができ、給与にも反映されます。
将来的に勤務先からビジネスビザのスポンサーを受ける可能性のある場合は、Certificate IIIでは条件に満たないため、事前にDiplomaまで取得しておくことで、ビザ申請がスムーズにいくでしょう。
公立のTAFEが良いか、それとも私立カレッジが良いかと迷うかたがいますが、コース修了後に14ヶ月働けるTRVビザを希望する場合は私立カレッジを選んだほうが得策です。
なぜならTAFEにはTRVビザサポートがありません。
逆のケースで、帰国後にインターナショナルキンダーガーテンへの就活をプランしている場合は、このTRVで働いた期間が、英語圏の保育園で働いた経験として評価されます。
Certificate III とDiplomaの相違
Certificate III | コース期間:6ヶ月 | チャイルドケアワーカーとしての基礎的な知識・技術を身に付けるためのコースです。コース修了後には、オーストラリアで、チャイルドケアワーカーのアシスタントやナニー(ベビーシッター)として働けます。 |
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Diploma | コース期間:1年― | Diplomaは、幼児教育のリーダーとなれる資格です。コース修了後には、ルームリーダーやデイケアセンターのチームリーダーとして活躍の場が広がります。 |
コース期間:2年― |
カレッジに入学するための英語力
カレッジではIELTSスコアが最低5.5以上必要ですが、 英語の証明がない場合はカレッジの付属もしくは提携の語学学校で学び、規定のレベルを修了すると、IELTSのスコア無しでカレッジに入学が可能となります。
TRVビザ要件
TRVサポート(Training & Research Visa)は学校がビザのスポンサーになり、14か月間チャイルドケアセンターで、有給で働ける留学生には嬉しいビザです。
当社提携のビザコンサルタントの情報ですが、最低週30時間の就業が保証され、時給は$19?$25、仕事の経験を積み、TRVビザで働いたのち、チャイルドケアセンターからビジネスビザのスポンサーになってもらうことで、2年?4年の働くビザがもらえる可能性があります。 さらにこのビジネスビザから永住権申請の可能性も出てきます。
資格が取れるカレッジとTAFE
ブリスベン | TAFE | サウスバンクインスティテュート |
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私立カレッジ | チャールトンブラウン/Brisbane College Of Australia/ACCCO/Browns | |
シドニー | TAFE | TAFE NSW |
私立カレッジ | MEGT/Academies/SELC | |
ゴールドコースト | 私立カレッジ | EIM Training/Imagine |
メルボルン | TAFE | Holmes glen/NMIT |
私立カレッジ | MEGT | |
アデレード | TAFE | South Australia |
私立カレッジ | EQUALS International | |
パース | 私立カレッジ | WAIFS/Kingstone |
タスマニア | TAFE | TAS |
就職活動で知っておくこと
要チェック!!就職活動時の面接にはかなりの確率で下記の2項目に関しての理解度を確認されます。
1.Early Years Learning Framework
2.the National Quality Standard
そのため「オーストラリアの幼児教育のガイドライン」やレギュレーションも確認しておくと良いでしょう。日本語です。
さらに他民族国家のオーストラリアでは、ローカルの志願者とは異なる特徴を出し、自分をアピールすることも大切です。 例えば折り紙遊びを入れるなど、日本の童謡、幼児が喜ぶ日本的なセレモニーなどもうまく表現できれば面接者から高評価が得られます。 そのほかチャイルドポートフォリオの持参や、外国人の場合はライティングスキル等も証明できるようにしておくことも大切なポイントです。
お試しボランティアという選択
オーストラリアで保育士の資格取得を迷っているかたや、既に日本で保育士や幼稚園教諭でオーストラリアの保育事情を体験したい場合はまずはボランティアで経験してみるのも良いと思います。
この場合、一般的に英語力は問われません。
必要書類
- 1.英文履歴書
- 2.Working With Children Check
- 3.パスポートコピー
- 4.Application Form
要チェック!!2項目目のWorking With Children Checkはオーストラリア各州で定められている、18歳未満の子どもに携わる仕事をする場合、登録が義務付けられているものです。 この審査は過去にオーストラリア国内において犯罪歴(ポリースチェック)がない事を証明するもので、登録後にカードが発行され所持が義務付けられています。
有給・無給に関わらず登録が必須ですが、有給の場合の登録料は有料、ボランティアは申請料が無料となります。
各州で呼び方が多少異なりますが、州ごとに申請場所が異なります。
笑える!「てぃ先生」のツイッター をご紹介します。
38万人のフォローワーがいる男性保育士のつぶやきで保育士さんになる人が増加中