オーストラリアで会計士を目指す
「数学が得意でないから私には無理でしょうか」とよく質問を受けますが、実は会計学は実生活に大変密着している身近な学問です。それと同時に専門性の高い知識を習得することができます。
企業の取引を帳簿に記帳する「簿記」と、その手続きを支えている「会計学」はどちらがかけても成り立ちません。企業経営を行う上でも会計学の知識は欠かすことができません。ビジネスのグローバル化が 進み、会計事務所のサービスはコンサルティングやアドバイザリーサービス、M&Aなど多岐に渡り、企業のニーズにこれほどまでに直結している職種はないでしょう。
オーストラリアの会計は国際会計基準(インターナショナルスタンダード)に準拠しているため、各国の会計協会が指定する大学で会社法と税法を受講し、単位を取得する事で英語圏であれば働けるチャンスがあります。
既に米国公認会計士協会(AICPA)に登録している公認会計士は、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、メキシコなどの会計士協会と相互承認制度を利用して海外で働く事もできます。
- ? Chartered Accountants in Australia and New Zealand
(オーストラリア・ニュージーランド勅許会計士協会 2015年に両国協会が合併) - ? Canadian Institute of Chartered Accountants (カナダ勅許会計士協会)
- ? Chartered Accountants in Ireland (アイルランド勅許会計士協会)
- ? Institute Mexican de Contadores Publicos (メキシコ公認会計士協会)
会計士になるまでの道のり
会計学の基礎である簿記の知識や会計ソフトなど、実学を優先したい場合は私立カレッジやTAFEのDiploma レベルからスタートすると良いでしょう。 大学のパスウエイがあるカレッジでは単位認定制度があるため、大学の2年次に編入ができます。 最終的にはダイレクトに大学に入学した学生と同様の就学年数で卒業可能です。
日本の大学を卒業している場合は学部の専攻を問わず、オーストラリアの大学院会計学部に進学できるコースもオファーされています。オーストラリアの会計学は学部で3年、大学院で1.5年?2年で卒業となりますが、卒業すると準会計士(アソシエイトアカウンタント)としてオーストラリアの会計士団体である CA CPA IPAのいずれかに登録をし、3年間の職務経験を積みます。 その間に団体指定の科目に合格し正式な公認会計士と認められます。
*The Institute of Chartered Accountants Australia (ICAA) と the New Zealand Institute of Chartered Accountants は2015年合併し、 Chartered Accountants Australia and New Zealand. と改名しています。
オーストラリアの会計士への道は合格率が高く,門戸の狭い日本に比べると、規定の水準を満たしていれば会計士となれる仕組みになっています。CA(オーストラリア勅許会計士)への登録は、法定監査などを希望する場合や世界4大監査法人への就職を希望する場合に有益と言われています。
必要な英語力
- ・カレッジ/TAFEのDiplomaコース:IELTS 5.5?6.0
もしくは付属英語学校か提携英語学校を規定のレベルを修了すること - ・大学・大学院レベル:IELTS 6.5
もしくは付属英語学校か提携英語学校の規定のレベルを修了すること - ・永住権申請:IELTS 7.0
プロフェッショナルイヤー
会計学、IT、エンジニアの専門学部を卒業した学生が受講できる44週のプログラム。 このコースのメリットはプログラム修了時に永住権のポイントが5ポイント加算されるところから、申請時のIELTSスコア不足に有効とされています。 デメリットはコース料金が$10000前後と高額なところです。
ビザはグラジュエイトワークビザ(485)を利用します。
永住権申請について
会計学は2017年12月現在SOLに記載されている職業ですが、常にオーストラリア移民局のサイトでSOLを確認される事をお薦め致します。
SOLリストは毎年変更があり、万一リストからはずれてしまった場合その失望感は計り知れません。専門分野を学びたいから選ぶという気持ちを大切にかつ慎重にプランを立て、資格のある現地のビザコンサルタントにご相談ください。
当社でもご紹介は可能です。
会計学の学校 ?私立カレッジ?
- ・KOI
- ・INSEARCH
- ・SIBT
- ・イマジン エデュケーション オーストラリア
- ・ブリスベン カレッジ オブ オーストラリア
- ・バクスター インスティチュート
- ・オーストラリアン パシフィックカレッジ (APC ボンダイ)
- ・オーストラリアン パシフィックカレッジ (APC シドニー)
- ・オーストラリアン カレッジ オブ アプライド
エデュケーション (ACAE) - ・オーストラリアン インスティテュート オブ
プロフェッショナル エデュケーション
- ・オズフォード カレッジ オブ ビジネス
- ・アカデミーズ オーストララジア
- ・ローソンカレッジ
- ・アカデミアインターナショナル
- ・ストッツ・カレッジ
- ・ウエントワース
- ・オーストラリアン カレッジ オブ アプライド
エデュケーション (ACAE) - ・BBC
- ・キャス・トレーニング・インターナショナル・カレッジ
(CTIC) - ・セントラルカレッジ
会計学の学校 ?大学付属カレッジ?
- ・SIBT マッコーリー大学附属
- ・UTS インサーチ シドニー工科大学附属
- ・UOW カレッジ ウーロンゴン大学附属
- ・QIBT グリフィス大学附属
- ・Monash カレッジ モナッシュ大学附属
- ・SAIBT サウスオーストラリア大学附属
- ・MIBT ディーキン大学附属
- ・Curtin カレッジ カーティン工科大学附属
オーストラリアの大学(会計学部)
NSW州
- ・シドニー大学
- ・ニューサウスウエールズ大学
- ・マックオーリー大学
- ・シドニー工科大学
- ・ウエスタンシドニー大学
- ・ウーロンゴン大学
ACT州
- ・キャンベラ大学
- ・オーストラリア国立大学
QLD州
- ・クイーンズランド大学
- ・クイーンズランド工科大学
- ・グリフィス大学
WA州
- ・ウエスタンオーストラリア大学
- ・カーティン大学
- ・フリンダース大学
VIC州
- ・メルボルン大学
- ・モナッシュ大学
- ・RMIT大学
- ・ディーキン大学
- ・ラトローブ大学
SA州
- ・アデレード大学
- ・サウスオーストラリア大学
TAFE(Diploma , Adv.Diplooma)
NSW州 TAFE
- ・シドニー インスティチュート
- ・ノーザンシドニー インスティチュート
- ・ハンター インスティチュート
- ・リベリナ インスティチュート
- ・ノースコースト インスティチュート
- ・サウスウエスタンシドニー インスティチュート
- ・サザンシドニー インスティチュート
- ・イラワラ インスティチュート
- ・ウエスタンシドニー インスティチュート
- ・ニューイングランド インスティチュート
ACT TAFE
- ・キャンベラ インスティテュート オブ テクノロジー
QLD州 TAFE
- ・サウスバンク インスティチュート
- ・サザンクイーンズランド インスティチュート
- ・セントラルクイーンズランド インスティチュート
- ・トロピカル ノースクイーンズランド インスティチュート
- ・バリアリーフ インスティチュート
- ・ブリスベンノース インスティチュート
- ・イロンガ インスティチュート
- ・クールーラサンシャイン インスティチュート
- ・ゴールドコースト インスティチュート
- ・ブレマー インスティチュート
- ・モールトン インスティチュート
- ・ローガン インスティチュート
- ・ワイドベイ インスティチュート
VIC州 TAFE
- ・ノーザンメルボルン インスティチュート
- ・ホルムズグレン インスティチュート
- ・ウイリアムアングリス インスティチュート
- ・カンガン バットマン インスティチュート
- ・ゴードン インスティチュート
- ・ゴルバーン オーブンス インスティチュート
- ・サウスウエスト インスティチュート
- ・サンレイシア インスティチュート
- ・ウドンガ インスティチュート
- ・セントラルジップスランド インスティチュート
- ・イーストジップスランドクイーンズランド インスティチュート
- ・ベンディゴリジョナル インスティチュート
- ・ボックスヒル インスティチュート
SA州 TAFE
- ・アデレード インスティチュート
- ・サウスイースト インスティチュート
- ・マレー インスティチュート
- ・スペンサーインスティチュート
- ・ダグラスモーソン インスティチュート
- ・トレンスバレー インスティチュート
- ・オンパカリンガ インスティチュート
- ・リージェンシー インスティチュート
WA州TAFE
- ・セントラルテイフ
TAS
- ・タスマニアンポリテクニック