オーストラリアの中学・高校留学
オーストラリアの中等教育機関は日本の中学、高校に相当します。
各々の州政府、特別区の自治官庁ごとに教育を担当する行政部が存在し、それぞれの州によって教育行政が運営されており、州ごとに多少教育システムが異なります。
オーストラリアの中学・高校の種類
主に公立校と私立校に大別され、公立校は全体の7割を占め、残りの私立校は宗教系やモッテソリ―やシュタイナーなど特別な教育理念に基づいた学校などがあります。
オーストラリアの中等教育の大きな特徴として、芸術やスポーツ、音楽、科学、ダンスなど特別専攻のクラスが併設されている公立校や私立校が存在し、早くからの英才教育が実施されています。
また、高校卒業後にヨーロッパなどの大学進学希望者を対象にした「国際バカロレア」IBコースで学べる学校もあります。
私立校ではキリスト教の宗教教育も盛んで、その影響で有名校は男子校、女子校別が多く、一部共学もあります。逆に公立校では共学がほとんどで、一部男女別校があり、私立と公立の特徴が大きく異なっていますが、留学生に宗教を強制する事はありません。
どの学校も州や準州の教育省に登録することで、政府の定める要件（施設・設備・教師・カリキュラム）を順守し、高い教育水準が保たれていますので安心できます。
オーストラリアの中学・高校システム
オーストラリアの学校教育はプリスクール（1年）、小学校（6年）、セカンダリースクール（4年）、シニアセカンダリースクール（2年）までトータル13年間学びます。 義務教育はセカンダリーの15歳(もしくは16歳)までとなります。
新学期は１月から始まり１２月までの４学期制を採用している学校が多く、授業は週５日制、通常９時から３時までとなっています。日本の中学、 高校と違って放課後にクラブ活動などはなく、授業終了後帰宅します。 オーストラリアはスポーツ大国のため、たくさんのスポーツクラブが存在し、週末に参加している生徒さんもいます。
入学基準
| 公立 | 過去２年間の成績／英語レベル Upper Intermediate |
|---|---|
| 私立 | 過去２年間の成績／英語レベル IELTS5.5 以上／学校独自の入学試験 |
入学申請に必要な書類
| 必要書類 | 最終学校の卒業証明書／成績表 過去2年間分／英語力を証明できるもの（高校入学準備コースは不要）／推薦状（公立は不要）／パスポートのコピー |
|---|
ガーディアン（保証人）
１８歳未満の留学生はがーディアンが一緒に住むよう義務づけられています。公立高校の場合州政府が基準に達しているホームステイ ファミリーをレジスターさせ、そのリストのなかから適切な家庭を選択し紹介しています。
高校入学準備コース
私立の語学学校やＴＡＦＥ付属語学学校、大学の付属英語学校で高校入学準備コースを設けています。
一般的には20週から30週間、数学、サイエンスと共に英語を集中的に学び、高校入学基準（IELTS 5.5）まで生徒の英語力を上げるよう指導しています。 ここでIntermediate/Upper IntermediateのCertificateを取得することでIELTS等の英語の証明書を提出することなく高校本科に入学が可能です。
出願から学校の決定まで
一般的には語学学校に高校入学準備コースで20週から30週間英語をを集中的に学び、その間に語学学校の先生や留学コンサルタントと共に、希望校を徐々に絞っていきます。
公立の場合、学区域から自動的に入学申込ができる高校が絞られます。私立の場合は学校の教育方針や宗教色等もチェックします。
最終的に入学する学年、学費、共学か否かなども考慮し、充分なカウンセリングのもとで、入学願書の手続きを開始します。 書類審査の結果、入学が許可され、規定の授業料を納めたあと、学校から入学許可書（COE)が発行され、学生ビザの手続きに入ります。
全寮制の高校、短期留学、体験入学もアレンジしておりますので、ご相談ください。
お試し留学
日本の夏休み、春休みを利用して、短期体験留学が可能です。現地生徒と一緒に学び、ホストファミリーと共に生活することによって、高校卒業留学の可能性が測れます。
